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よみものどっとこむ

第12回

バストアップのエクササイズ

2017.06.15更新

読了時間

【 この連載は… 】 テレビ、雑誌などでお馴染みの「姿勢」の第一人者が、疲れない体をつくる知識とメソッドを徹底紹介。医学的理論に基づいた「全身のつながり」を意識した姿勢改善エクササイズで、腰痛や肩こり、慢性疲労などの不調を劇的に改善します。


 猫背があると、バストの位置も下がってきてしまいます。猫背を治して、デコルテもすっきりさせて、バストアップも実現させましょう。

 バストが下がる原因は、猫背姿勢に加えて、腕から背骨を介して骨盤へとつながっている大きい三角形の筋肉「広背筋」が硬く短くなっていることも影響しています。猫背で巻き込み肩になることで、この筋肉が硬くなるのです。


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 最近では、「スマホ巻き込み肩」とも言われている状態で、猫背+巻き込み肩の人が多くなっています。実際には、スマホだけではなく、小学生の手持ちゲームや、高齢者の読書なども同じように猫背+巻き込み肩を誘発します。洗濯物を高い位置に干したり、自分の視線よりも高い位置で作業をするときに腰が反ってしまう人は、たいてい、この筋肉が短くなって硬くなっています。バンザイをするときに両手が内側を向いて、腰が反る人もそうなのです。


 また、女性でバストアップしたいときには、ブラジャーのつけ方にも工夫が必要です。猫背の人は、アンダーバストのフックの位置を下げることで楽な姿勢を助長しようとしてしまいます。フックの位置が下がりぎみになり、その位置を中心として、ますます猫背になっていくのです。

 そういう場合は左右ともストラップの長さを1cmほど短くして、アンダーバストのフックの位置を高く戻すことも大切です。アンダーバストのフックの位置が、肩甲骨の下にくるようにするといいですよ。正しい位置でブラジャーをつけることによって、胸部分を前に押し出す力が加わり、自分自身が胸を張って猫背を治すことに意識が及ぶようになります。


 このように猫背+巻き込み肩によってバストダウンしてしまった場合は、次の2つのエクササイズがバストアップに効果的です。


1 胸しめあげエクササイズ


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 まず両方の手の平を上にして腕を前に伸ばします。両手の小指をくっつけます。肘を90°に曲げて、肘から手首、小指までぴったりくっつけてから、そのまま両手を上に上げていき、両肘が離れそうになったところで30秒以上リリースします。お腹には軽く力を入れておいてください。

 これを3回繰り返してください。慣れてきたら、時間も延ばしていってください。

 このエクササイズで広背筋がストレッチされ、大胸筋がいい形に鍛えられます。

 続けることで、バストもアップし、背中の脂肪もつきにくくなります。

 上げたときに両肘が離れてしまう、腰が反ってしまうというのはNGです。


2 肩回し胸張りお尻滑らせエクササイズ


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 まず両手を両方のお尻につけます。次に両肩を後ろに回しながら胸を前に突き出して30秒以上リリースします。

そのまま両手をお尻に沿って下に滑らせ、両方の肩甲骨を引き下げて30秒以上リリースします。お腹には軽く力を入れておいてください。

 これを3回繰り返してください。慣れてきたら、時間も延ばしていってください。

 このエクササイズで小胸筋がストレッチされ、僧帽筋下部線維が鍛えられます。

 続けることで、猫背姿勢も改善し、バストもアップしてきます。

 腰を反らしたり、あごが上がってしまうというのはNGです。


 姿勢を正すことがバストアップにもつながることが理解できましたか? 是非、続けてみてください。

 さて、この季節、二の腕を出す機会も増えてきます。次回は、二の腕をスッキリさせる方法を紹介しましょう。


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著者

竹井 仁

首都大学東京健康福祉学部理学療法学科教授。医学博士、理学療法士、OMT。教育機関で学生教育を実践するかたわら、病院と整形外科クリニックにおいて臨床も実践。各種講習会も全国で展開。専門は運動学・神経筋骨関節系理学療法・徒手療法。解剖学にて医学博士取得。「世界一受けたい授業」「ためしてガッテン」「林修の今でしょ!講座」など多数のメディアに出演。著書多数。 

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