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よみものどっとこむ

第7回

ストレートネック

2017.01.13更新

読了時間

【 この連載は… 】 テレビ、雑誌などでお馴染みの「姿勢」の第一人者が、疲れない体をつくる知識とメソッドを徹底紹介。医学的理論に基づいた「全身のつながり」を意識した姿勢改善エクササイズで、腰痛や肩こり、慢性疲労などの不調を劇的に改善します。


 正常な首は、首の真ん中が前に出たカーブ(前弯)を持っています。


 それが、猫背で頭が体の前に出ると、あごが上に突き上がり、頭と首の付け根の後ろの筋肉(後頭下筋群)が硬くなってしまいます。


 その状態であごを引いて前方を見ようとしても、あごが引けないので、首の真ん中あたりを前に曲げて前方を見ることになり、ストレートネックになってしまいます(図1)。

7_1

 そのことで、猫背にストレートネックが加わった悪い姿勢へと移行してしまうのです。そうなると、頭の重さを支えるために、肩だけでなく、首の後ろの筋群にも負担がかかり、首もこることになります。これは、なで肩の女性に多い姿勢でもあります。


 皆さん、パソコンを操作したり(図2)、携帯電話をいじったり、本や新聞を読んだりする時に、猫背、巻き込み肩、あご上がり、そしてストレートネックになっていませんか? 自分の姿を写真に撮って確認してみるのもいいですね。

7_2

 そこで、このストレートネックを治していく体操を紹介します。猫背治しと巻き込み肩治しの体操と合わせて行ってもらうと、さらに効果があがります。


○ストレートネック治し体操

7_3

 まずは正しく椅子に座ることが大切です。壁を背に立って行うことも出来ます。椅子に座るときには、頭の中心の髪の毛が天井に軽く引っ張られるイメージで、背筋を伸ばしてから、軽く力を抜きます。猫背を正し、頭が体の真上に乗っているように座りましょう。

 両手でタオルを持って、首の後ろにあてます。次に、首全体を後ろに倒すのに合わせて、タオルを前に引きます。これによって、首の骨の中央に前弯カーブを作ります。

 そこから、タオルは軽く前に引いたままで、胸を張ると同時に、あごをのど仏に向かって近づけるようにあごを引いていきます。首の骨が逆に後ろに曲がって、タオルが後ろに引かれそうになったら、その位置で5秒間止めます。

 これを10回以上繰り返してください。あごを引くのが難しかったり、痛みが出るようなときは、タオルに加えた力を弱めてください。

 タオルを前に引っ張る力が強すぎてあごが引けない、逆に首の骨が後ろに曲がってタオルが後ろに引かれ、首の真ん中が前に曲がってしまうというのはNGです。

 期間はかかりますが、首のカーブが正しい位置に戻ってきます。


 今回、体操の中で、正しく座って行いましょうと書きましたが、次回はもっと詳しく、正しい座り方について説明いたします。楽しみにお待ちください。

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著者

竹井 仁

首都大学東京健康福祉学部理学療法学科教授。医学博士、理学療法士、OMT。教育機関で学生教育を実践するかたわら、病院と整形外科クリニックにおいて臨床も実践。各種講習会も全国で展開。専門は運動学・神経筋骨関節系理学療法・徒手療法。解剖学にて医学博士取得。「世界一受けたい授業」「ためしてガッテン」「林修の今でしょ!講座」など多数のメディアに出演。著書多数。 

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