第1回
ティラノサウルスをつくろう!
2017.07.18更新
【 この連載は… 】〔7月14日に書籍発売!〕紙とカッター、ハサミを使ってつくる恐竜の立体切り紙。コピーを取って使える型紙が付いているので、面倒な下書きをすることもなく、リアルな作品を仕上げることができます! わかりやすい切り方組み立て方と、図鑑テイストの解説と合わせて、大人も子供も楽しめる新しい切り紙の本です。本連載では書籍のなかから選りすぐりの恐竜作品のつくり方&型紙を公開! とっても簡単なので、ぜひ道具をご用意してお試しください!
「目次」はこちら
ティラノサウルスの名前は、「暴君の爬虫類」という意味。他の肉食恐竜と比べると脳が入る頭骨の容量がかなり大きく、嗅覚が発達していたという説や、目がやや前向きに付いていることから立体的に対象物を見ていたという説が考えられています。また、最近の研究では羽毛を持っていた可能性なども指摘されています。
分類:獣脚類/生息地(発見地):北アメリカ(アメリカ)/時代:7000万~6600万年前(白亜紀後期)
全長:約12m/体重:4~7t
※ご自宅にプリンターが無い方は、コンビニでのインターネットプリントをご利用ください。
※インターネットプリントで型紙をプリントをする場合は、上記「型紙の印刷はこちら」のリンクをクリックし、PDFデータをご自宅でダウンロードした上で、ご自身でインターネットプリントをご利用ください。
- ネットプリント(セブンイレブン)
- 使用方法:https://www.printing.ne.jp/support/flow/flow_step3.html
- ネットワークプリント
(サークルK・サンクス/セイコーマート/セーブオン/ファミリーマート/ローソン) - 使用方法:https://networkprint.ne.jp/sharp_netprint/ja/howto.aspx
- 必ず必要なもの
- 型紙を印刷したもの
- 切り紙をする用紙(硬めの紙がお勧めですが、折り紙や印刷用紙などでも作成できます)
- カッター
- 接着剤
- あったほうが便利なもの
- 作った恐竜を立たせるための用紙(硬めの紙やダンボールがお勧めです)
- はさみ(型紙の回りをいっぺんに切れますが、細かい部分はカッターがおすすめです)
- ホッチキス(型紙と用紙をホチキスで止めると、きれいに切り抜けます)
- 定規(折り筋を定規をあてて付けると、きれいに出来上がります)
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紙を半分に折ったもの(2つ折り)に重ねます。
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切り落としてしまう部分3~4か所にホッチキスを打ち、型紙と用紙がずれないように固定します。
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切る作業の前に、折り筋をつけておきます。
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切る作業は形が細かいところ、短い線が続くところ、そして内側にある切り抜く「窓」を先に行います。手を大きく動かす輪郭線などは、最後に切りましょう。
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型紙もいっしょに切り落としています。これで下書きする必要がなくなります。
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切り紙を終えました。紙を開かず2つ折りにしたまま、首を谷折りで折りあげます。
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1と同じ状態で、頭を谷折りで折り下げます。
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首と頭の折り目にしっかりクセを付けたら、折る前の状態に戻します。
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2つ折の状態から、開きます。そのときに1~3で付けた折り筋を使って、首は谷折りに、頭は山折りにします。
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線で示した2か所を山折りにします。すると、まん中の部分が自然と内側に折り込まれます。この部分が左右の顔をやや立体的につなぎます。
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つまようじの先ほどの少量の接着剤を上下のあごの先に付けて、指で左右からつまんで接着します。
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首、頭で向きを変えながら、あごにふくらみを持たせて仕上がりました。
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尻尾のつけ根を谷折りして、尻尾の先をつまんで、上から外へと引き出します。
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8の後、全体を2つ折りにすると、尻尾が背筋と一直線になります。○を指先で挟みながら、★をつまんで引き上げましょう。
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尻尾の先を引き上げた後、○の折り目を指で押さえると形が崩れなくなり、尻尾に角度を持たせる作業が完了します。
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左右の足の裏になる部分を、山折りで内側に折り込みます。
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足の中にある折り筋を軽く山折りして、クセを付けます。これによって、足が紙の重さに耐えることができるようになります。
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