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第4回

現実社会のなかで、どう適応していくか

2019.06.20更新

読了時間

齋藤孝先生の最新刊は「頭のよさ」の本! 6月5日発売!「頭がいい」とは脳の「状態」なのです。頭のはたらきがいいときは、目の前の問題が簡単に解決できるし、未来を楽しく創り出していくことができる。すっきりと気分もいい。そんな状態のときをどんどん増やしていくにはどうしたらいいか?本書で詳しく解説します。
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 一方、学校の勉強がきらいで成績もよくなかったけれど、大人になってから社会で大活躍したり、大成功したりしている人も、世の中にはたくさんいます。
 大人になっていきなり才能が開花したのでしょうか。
 いいえ、おそらくそういう人は、子ども時代から、テストの点数とか学校の成績とかでは測れない種類の頭のよさをもっていたんです。
 新しいものを生み出す発想力とか、人を喜ばせたりやる気にさせたりするすぐれたコミュニケーション力とか、そういうものは学校のテストではわかりません。
 こういう人たちの発揮する頭のよさというのは、言ってみれば「社会のなかで、いかによく生きるか」というものなんです。

 勉強ができる、成績がいいということは、ある一面ではたしかに「頭がいい」のです。だけど、きみたちが思っているほど絶対的なものじゃないんです。
 学校を出てからの人生で求められる頭のよさとは、「社会的適応性」の高さです。
 いまは寿命が延びていますから、50年、60年と「大人の頭のよさ」が求められます。人生でずっと求められつづける本当の頭のよさとは、社会にどう適応できるか、という力なんです。
 だからといって、「勉強なんかしなくてもいい」ということではありません。
 勉強は、頭の基礎トレーニングなんです。
 勉強ができる環境にあるときは、勉強しておいたほうがいいんです。
 勉強を甘く見ると、その後の人生が大変になります。これは大人として口を酸っぱくして言っておきたいことです。
 
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著者

齋藤 孝

1960年静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(草思社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞。『語彙力こそが教養である』(KADOKAWA)、『大人の語彙力ノート』(SBクリエイティブ)などベストセラーも多数。著書発行部数は1000万部を超える。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

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