第12回
3-4 (2)企業情報を企業リストに記載する/3-5 (3)メールを送信する
2018.08.24更新
中小企業の約50%の企業が経営の重要課題に「営業に関する課題」をあげています。人材売り手市場の昨今、小さな会社にとっては営業人材を新たに採用することが難しい状況です。そこで、コストをかけずに、営業効果を上げる方法を実践している「営業支援コンサルタント」が教える、魔法の営業述を解説していきます。
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3-4 (2)企業情報を企業リストに記載する
企業リストに情報を整理する
Google などの検索エンジンを使って、インターネットからターゲット先企業のメールアドレス、もしくは問い合わせフォームなどの情報を入手したら企業リストに情報をまとめていきます。
この企業リストを元にメールDMを送信していくわけです。
メールを送信する時に、いつ、どの企業にメールを送信したかや、送信日やURLなどを、企業リストに1社ごとに記録しておきます。
また、送信したメールを通じてホームページを見てくれたターゲット企業が明らかになった場合、アクセス日時などを管理するためにも必要になります。
企業リストには、以下のような情報を記録します。
【例】
・個別ID:001
・会社名:Aコンサルティング株式会社
・相手のメールアドレス:info@A-consulting .co.jp
・相手の問い合わせフォームURL:Aコンサルティング株式会社のホームページに設置されている問い合わせ先のURL。
※問い合わせフォームについては、後ほど詳しく説明します。
http:// A-consulting.co.jp/toiawase/
・送信日:メールを送信した日付。これを記録しておくことによって、後ほど電話営業をした際に「○月×日に送付したメールの件で」といった話がしやすくなります。
・アクセス日:あなたの会社のホームぺージにアクセスがあった日付を記録します。
・相手の会社URL:AコンサルティングのホームページのURL
・電話番号:送信時に電話番号を記録しておくと、後ほど電話する必要が発生した際に後で楽になります。
・社長名:社長宛にメールを送信する場合は、本文の最初に社長の個人名を記載すると反応率が高くなります。
・住所:Aコンサルティングの住所。
・メールに記載した”個別IDを含む自社のURL”:http://dmshare.com/index.html?kcid=001
※「001」は「Aコンサルティング株式会社」に割り振った個別ID。
企業リストには、ターゲット企業の情報のほか、企業ごとに個別の番号(個別ID)を割り振り、記載します。ホームページを見にきたターゲット企業を判別するために非常に重要です。
この個別IDは、企業リストの表の「001」がそれに該当しますが、重複の無い半角英数字で設定します。※記号を含まない異なる文字列を割り振る必要があります。
次の手順「メールを送信する」を行う段階で、あなたの商品のホームページのURLを記載して送信しますが、その際、この企業リストで指定した個別IDをそれぞれのメールに差し込みながら送信していきます。そのため、メールに記載した”個別IDを含む自社のURL”も企業リストに記録しておきます。
図:企業リスト フォーマット
3-5 (3)メールを送信する
メール文章に記載するURL
送信先のメールアドレスを取得したら、企業リストを見ながら1通ごとにメールを送信していきます。メール文章の作成方法をご説明する前に、メールを送信する際に一番重要な個別IDとメール文章に記載するホームページのURLの説明をしておきます。
メールを送信する時のポイント
● 企業リストにてメールアドレスと個別IDを確認する。
● メールの本文に、ホームページに誘導するための、個別IDをを含んだURLを記載する。
送信するメールには、企業リストにある個別IDの情報を元に、左記のメール文章例のように、あなたの商品ホームページのURLをメール本文に記載します。記載するURLには、必ず企業リストに記載した個別IDを埋め込みます。
図:企業リスト
図:個別ID「001」A コンサルティング株式会社に送るメール用のURL の例
あなたのホームページのURLの後ろに「?kcid=」+「個別ID」を指定し、商品のホームページに案内するURLを記載します。「?kcid=」は、ホームページアクセスした企業を特定するために必要なおまじないだと思ってください。
http:// あなたのホームページのURL ?kcid= 個別ID
この個別IDをURLに含めれば、送信先のターゲット企業ごとに異なるURLを案内出来ます。
メールを受信した企業が、このURLをクリックして自社のホームページにアクセスすると、アクセスログでどのURLにアクセスされたかがわかります。また、そのURLに含まれる個別IDを確認することで“どの企業が自社のホームページを見にきたのかもわかる”わけです。
送信先のメールアドレスと、メール本文に埋め込んだURLに間違いが無いか企業リストで確認したら、メールを送信します。
図:送信先ごとに異なるURLを案内する
この本の構成
はじめに
第1章 営業がヤルことは3つだけ
第2章 事前準備
第3章 メール
第4章 アクセスログの取得
第5章 電話営業
第6章 改善
おわりに
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