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よみものどっとこむ

胎内記憶でわかった こどももママも幸せになる子育て 産婦人科医 池川明

第11回

赤ちゃんは、いつもお母さんが喜んでくれるのを願っている

2017.10.26更新

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【 この連載は… 】 人間の神秘「胎内記憶」から子育てを考える。胎内記憶研究の第一人者の医師がたどり着いた境地とは? 親の論理ではなく「子どもの本音」に耳を傾けた、子どもの「才能=生きる力」を強くする胎教法と育児法を紹介。

 お腹の中での赤ちゃんの様子、おわかりいただけましたでしょうか。赤ちゃんたちは、一生懸命に、お母さんに話しかけています。メッセージを送っています。赤ちゃんたちは、まだ人間の体にもなっていない、ちっちゃなうちから、お母さんのことを思っているのです。お母さんに喜んでもらいたい、幸せになってもらいたいと、そんなことばかりを思っています。そして、実際に、お母さんがうれしいと思ったり、楽しんだりしているのを、お腹の中で感じたときが、赤ちゃんにとっての最高の幸せなのです。

 先ほどのお母さんのように、流産するのではないだろうか、障がいがあるのではないだろうかと、心配したところで、流産しなくてすむわけでもないし、障がいが消えてしまうわけでもありません。むしろ、流産のリスクが何倍か増えてしまうのです。不安や心配は、何の解決策にもならないのです。それなら、思いっきり楽天的になって、この子が宿ってくれて、この子が生まれてくれて、私はものすごく幸せだし、もっともっと幸せになると、信じ込んでください。それが、赤ちゃんにとっては、最高の胎内環境を作るのです。

「私は幸せ」「今日もうれしいな」を口癖にすることです。赤ちゃんに、1日に100回でも200回でも、「ありがとうね」って言ってみてください。赤ちゃんは、お腹の中で、ニコニコですよ。お腹の中で、上機嫌、満面の笑みの赤ちゃんを想像してみてください。お母さんも幸せな気持ちに包まれるはずです。そうやって、好循環を作っていくのです。

 でも、ここまで読まれて、もう赤ちゃんが生まれちゃったけど、妊娠中はけっこうネガティブだったなあという後悔をしている方もいるかもしれません。安心してください。いくらでも取り返すことはできます。そのキーワードは、お母さんが今幸せを感じていることです。100パーセントの子どもが言うのです。

「お母さんを幸せにするために生まれてきたんだ」

 お腹の中では、その願いをかなえてあげられなかったかもしれませんが、今これから、お母さんが目いっぱい幸せになって、どうぞ、お子さんを喜ばせてあげてください。

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著者

池川 明

1954年東京生まれ。帝京大学医学部大学院修了。医学博士。上尾中央総合病院産婦人科部長を経て、1989年に池川クリニックを開設。胎内記憶・誕生記憶について研究を進める産婦人科医としてマスコミ等に取り上げられることが多く、講演などでも活躍中。母と子の立場に立った医療を目指している。著書に『おぼえているよ。ママのおなかにいたときのこと』『ママのおなかをえらんできたよ。』(以上、二見書房)『笑うお産』(KADOKAWA)など多数。

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