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よみものどっとこむ

第192回

483話~485話

2017.05.01更新

読了時間

【 この連載は… 】 毎日数分で「東洋最大の教養書」を読破しよう! 『超訳 孫子の兵法』の野中根太郎氏による、新訳論語完全版。読みやすく現代人の実生活に根付いた超訳と、原文・読み下し文を対照させたオールインワン。

483 仕事に精を出し、余力があるなら学びたい


【現代語訳】

子夏は言った。「仕事に就いて十分な実績を出し、余力があるようなら、さらに学ぶようにしたい。学んで十分力がつき、余力があるようになったら、仕事に就くようにしたい」。


【読み下し文】

子夏(しか)曰(いわ)く、仕(つか)えて優(ゆう)(※)なれば則(すなわ)ち学(まな)び、学(まな)びて優(ゆう)なれば則(すなわ)ち仕(つか)う。


(※)優……力に余裕のあること。


【原文】

子夏曰、仕而優則學、學而優則仕、


484 喪(も)には哀しみの誠を尽くしたい


【現代語訳】

子游(しゆう)は言った。喪に服すに当たっては、ひたすら哀(かな)しみの誠を尽くすべきである。その他のことは何もいらない。


【読み下し文】

子游(しゆう)曰いわく、喪(も)には哀(あい)を致(いた)(※)して止(や)(※)む。


(※)致……極め尽くす。

(※)止……「のみ」を意味し、他にはいらないと解す。


【原文】

子游曰、喪致乎哀而止、


485 才能だけでは仁の道に至れない(誠意も備わるべき)


【現代語訳】

子游(しゆう)は言った。「我が友の子張は、常人ができないことを成し遂げる才能の持ち主だが、まだ仁の道へはたどりついていない(まだ誠意が足りず、人情が薄いことを言いたいようである)」。


【読み下し文】

子游(しゆう)曰(いわ)く、吾(わ)が友(とも)の張(ちょう)や、能(よ)くし難(がた)き(※)を為(な)す。然(しか)れども未(いま)だ仁(じん)ならず。


(※)能くし難き……人がなしがたいこと。


【原文】

子游曰、吾友張也、爲難能也、然而未仁、。



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著者

野中 根太郎

早稲田大学卒。海外ビジネスに携わった後、翻訳や出版企画に関わる。著書に『超訳孫子の兵法』、『吉田松陰の名言100』、『武士道の名言100』、『真田幸村の凛とした生き方』(以上、アイバス出版)、『真田幸村 逆転の決断術』(誠文堂新光社)などがある。

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