Facebook
Twitter
RSS

スポンサーリンク

マンガでわかる歌舞伎 まとめ 監修 漆澤その子

興味はあるけど、歌舞伎って難しそう…。だけど、マンガだったらわかりやすいのに…という意見が多数あることを知り、誕生した「マンガでわかる歌舞伎」!連載を、分かりやすくまとめました。

2018.01.29更新

読了時間

歌舞伎を観る前に

  1. 1. 演目の種類を知ろう

    歌舞伎の演目は、大きく分けて「内容」と「作られた経緯」で分類されます。たくさんの種類があるので、自分の好みの演目もきっと見つかります!

  2. 2. 登場人物は見た目が9割?

    歌舞伎は、物語を理解しやすいように役柄がパターン化されており、役柄は「見た目」で分かります。

  3. 3. 「歌舞伎ならでは!」独特の演出

    演技をいったん止めてポーズをとる「見得」など、歌舞伎独特の演出があります。江戸時代から続く、観客を楽しませる工夫を紹介します。

  4. 4. 歌舞伎の音

    風景描写や、登場人物の心情を語るものや、効果音など…歌舞伎の舞台に、音楽は欠かせません!

歌舞伎十八番

七代目市川團十郎が市川家のお家芸を18演目集めて、天保3年(1832年)に制定したもの。いわゆる「市川團十郎家のお家芸」です。代々の團十郎は荒事(あらごと)を得意としたため、歌舞伎十八番の役はほとんどが荒事です。

  • 助六

    「歌舞伎十八番」の一つだが、世話物の要素を持つ。江戸のスーパーヒーロー&理想の恋人!

  • 勧進帳

    能の『安宅(あたか)』を原作とした松羽目物。様式美の中で魅せる多様な見得が見所です。

義太夫狂言三大名作

現在までの上演回数の多さから、“三大名作”と言われるのが『菅原伝授手習鑑』『義経千本桜』『仮名手本忠臣蔵』。3作品とも人形浄瑠璃から移された義太夫狂言で、ほぼ同じ作者チーム(初代と二代目竹田出雲(たけだいずも)・三好松洛(みよししょうらく)・並木千柳(なみきせんりゅう))による合作です。人形浄瑠璃では、『菅原伝授手習鑑』が1746(延享3)年、『義経千本桜』が1747(延享4)年、『仮名手本忠臣蔵』が1748(寛延元)年と、3年連続で上演されました。

  • 忠臣蔵

    南北朝時代が舞台の時代物。歌舞伎の全作品中、上演回数トップの大人気作!

  • 菅原伝授手習鑑

    平安時代が舞台の時代物。三つ子を軸に三組の親子の別れを描いた作品。

義経千本桜

平家滅亡後を描いた時代物。悲しきヒーローたちが織りなす歴史ロマン。

その他人気の演目

  • 連獅子

    歌舞伎舞踊の石橋物。松羽目物。親獅子と子獅子を実際の役者親子で舞うことがよくあります!

  • 引窓

    本名題『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)』。世話物の義太夫狂言。家族の物語です。


【単行本予約受付中!】

この本を購入する

スポンサーリンク

シェア

Share

感想を書く感想を書く

※コメントは承認制となっておりますので、反映されるまでに時間がかかります。

著者 漆澤その子

1970年東京都生まれ。1993年筑波大学第一学群人文学類卒業。1999年筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得退学。2001年博士(文学)。現在、武蔵大学人文学部教授。主な著書『歌舞伎の衣装鑑賞入門』(共著・東京美術)、『明治歌舞伎の成立と展開』(慶友社)など。

矢印