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よみものどっとこむ

第157回

412話~414話

2017.03.10更新

読了時間

【 この連載は… 】 毎日数分で「東洋最大の教養書」を読破しよう! 『超訳 孫子の兵法』の野中根太郎氏による、新訳論語完全版。読みやすく現代人の実生活に根付いた超訳と、原文・読み下し文を対照させたオールインワン。

412 もっと積極的に仁の道に進もう


【現代語訳】

孔子先生は言われた。「水と火は人の生活になくてはならないものだが、仁は人としてなくてはならないものだから、水と火以上のものといえる。しかも、水において溺れ死んだり、火によって焼け死んだりする者を見ることはあるが、仁の道を進んで死んだ者は見たことがない(なのに人はどうして仁の道に進もうとはしないのだろうか)」。


【読み下し文】

子(し)曰(いわ)く、民(たみ)の仁(じん)に於(お)けるや、水火(すいか)よりも甚(はなは)だし。水火(すいか)は吾(われ)蹈(ふ)(※)みて死(し)する者(もの)を見(み)る。未(いま)だ仁(じん)を蹈(ふ)みて死(し)する者(もの)を見(み)ざるなり。


(※)蹈……踏む。進む。


【原文】

子曰、民之於仁也、甚於水火、水火吾見蹈而死者矣、未見蹈仁而死者也、


413 仁の実践においては、師に遠慮してはいけない


【現代語訳】

孔子先生は言われた。「仁の行いについては、先生に遠慮することなどない。どんどん先に進んでよいのだ」。


【読み下し文】

子(し)曰(いわ)く、仁(じん)に当(あ)たりては師(し)に譲(ゆず)らず。


【原文】

子曰、當仁不讓於師、


414 正しい道理のことについては譲らなくていい


【現代語訳】

孔子先生は言われた。「君子は正しい道理の部分では譲らないが、他のことで融通のきかない硬直者ではない」。


【読み下し文】

子(し)曰(いわ)く、君子(くんし)は貞(てい)(※)にして諒(りょう)(※)ならず。


(※)貞…正しくて固い。譲らない。

(※)諒……がんこ。融通性がない。


【原文】

子曰、君子貞而不諒、


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著者

野中 根太郎

早稲田大学卒。海外ビジネスに携わった後、翻訳や出版企画に関わる。著書に『超訳孫子の兵法』、『吉田松陰の名言100』、『武士道の名言100』、『真田幸村の凛とした生き方』(以上、アイバス出版)、『真田幸村 逆転の決断術』(誠文堂新光社)などがある。

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