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論語 全文完全対照版 野中根太郎

第80回

224話~226話

2016.11.16更新

読了時間

【 この連載は… 】 毎日数分で「東洋最大の教養書」を読破しよう! 『超訳 孫子の兵法』の野中根太郎氏による、新訳論語完全版。読みやすく現代人の実生活に根付いた超訳と、原文・読み下し文を対照させたオールインワン。

224 人の話を聞き、学ぶには情熱がいる


【現代語訳】

孔子先生は言われた。「こちらから語り、教えている時に情熱をもって聞き続けることができるのは、顔回くらいのものであろう」。


【読み下し文】

子(し)曰(いわ)く、これと語(かた)りて惰(おこた)らざる者(もの)は、其(そ)れ回(かい)なるか。


【原文】

子曰、語之而不惰者、其回也與、


225 進み続ける人になりたい


【現代語訳】

孔子先生は顔淵についてこのように言われた。「まことに惜しい人を亡くしたものだ。私は顔淵(顔回)がいつも進歩している姿を見ていたが、停滞してしまっているところは見たことがなかった」。


【読み下し文】

子(し)、顔(がん)淵(えん)を謂(い)いて曰(いわ)く、惜(お)しいかな。吾(われ)は其(そ)の進(すす)むを見(み)るも、未(いま)だ其(そ)の止(とど)まるを見(み)ざるなり。


【原文】

子謂顔淵曰、惜乎、吾見其進也、未見其止也、


226 成長し続けないと本物にはなれない


【現代語訳】

孔子先生は言われた。「苗にまではなったが、穂を出さない者もいる。穂を出すまでにはなったが、実がならないものもいる。若い時だけいいというのではだめである」。


【読み下し文】

子(し)曰(いわ)く、苗(なえ)にして秀(ひい)でざる者(もの)あるかな。秀(ひい)でて実(みの)らざる者(もの)あるかな。


【原文】

子曰、苗而不秀者有矣夫、秀而不實者有矣夫、

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著者

野中 根太郎

早稲田大学卒。海外ビジネスに携わった後、翻訳や出版企画に関わる。海外に進出し、日本および日本人が外国人から尊敬され、その文化が絶賛されているという実感を得たことをきっかけに、日本人に影響を与えつづけてきた古典の研究を更に深掘りし、出版企画を行うようになる。近年では古典を題材にした著作の企画・プロデュースを手がけ、様々な著者とタイアップして数々のベストセラーを世に送り出している。著書に『超訳 孫子の兵法』『吉田松陰の名言100-変わる力 変える力のつくり方』(共にアイバス出版)、『真田幸村 逆転の決断術-相手の心を動かす「義」の思考方法』『全文完全対照版 論語コンプリート 本質を捉える「一文超訳」+現代語訳・書き下し文・原文』『全文完全対照版 孫子コンプリート 本質を捉える「一文超訳」+現代語訳・書き下し文・原文』(共に誠文堂新光社)などがある。

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