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よみものどっとこむ

第81回

227話~229話

2016.11.17更新

読了時間

【 この連載は… 】 毎日数分で「東洋最大の教養書」を読破しよう! 『超訳 孫子の兵法』の野中根太郎氏による、新訳論語完全版。読みやすく現代人の実生活に根付いた超訳と、原文・読み下し文を対照させたオールインワン。

227 四十までに成果を出せ


【現代語訳】

孔子先生は言われた。「自分より後に生まれた若い人の中に畏敬(いけい)すべき者は必ずいる。この若い人たちが、今の私たちに及ばないなどと、どうして言うことができるだろうか。しかし、四十、五十になっても成果がないようであれば、それはもう期待できないだろう(四十までに何としてでも勉強、仕事で成果を出すべきである)」。


【読み下し文】

子(し)曰(いわ)く、後生(こうせい)(※)畏(おそ)るべし。焉(いずく)んぞ来(らい)者(しゃ)(※)の今(いま)に如(し)かざるを知(し)らんや。四十五十(しじゅうごじゅう)にして聞(き)こゆるなきは、斯(そ)れ亦(ま)た畏(おそ)るるに足(た)らざるなり。


(※)後生……後から生まれる者。後輩。

(※)来者……後輩の未来。


【原文】

子曰、後生可畏也、焉知來者之不如今也、四十五十而無聞焉、斯亦不足畏也已矣、


228 正しいとわかったことは必ず改めていきたい


【現代語訳】

孔子先生は言われた。「正しくて、道理のある言葉を言われると『わかりました』と言うしかない。しかし、ただ『はい』と言うだけでなく、それを本当に改めることが大事なのである。おだやかで優しく言われると誰も悪い気はしない。しかし、喜ぶだけで相手の真意を理解せず、『わかりました』と言うだけで改めようとしない者は、私としてもどうすることもできないのである」。


【読み下し文】

子(し)曰(いわ)く、法語(ほうご)の言(げん)(※)は、能(よ)く従(したが)うなからんや。これを改(あらた)むるを貴(とうと)しと為(な)す。巽(そん)与(よ)の言(げん)(※)は、能(よ)く説(よろこ)ぶなからんや。これを繹(たず)ぬるを貴(とうと)しと為(な)す。説(よろこ)んで繹(たず)ねず、従(したが)いて改(あらた)めざるは、吾(わ)れを如何(いかん)ともする末(な)きのみ。


(※)法語の言……道理にかなった忠告。

(※)巽与の言……穏やかで優しい言葉。


【原文】

子曰、法語之言、能無從乎、改之爲貴、巽與之言、能無説乎、繹之爲貴、説而不繹、從而不改、吾末如之何也已矣、


229 過ちは素直に改めたい


【現代語訳】

孔子先生は言われた。「まごころと信義を第一にして人とつき合うべきで、自分に都合のいい人だけを友人とするのはよくない(自分の目標になるような立派な人ともつき合うようにしたい)。もし、自分に過ちがあるとわかった時、それを素直に改めることができれば、すばらしいことだ」。


【読み下し文】

子(し)曰(いわ)く、忠信(ちゅうしん)を主(しゅ)とし、己(おのれ)に如(し)かざる者(もの)を友(とも)とする毋(なか)れ。過(あやま)ちては則(すなわ)ち改(あらた)むるに憚(はばか)ること勿(なか)れ。


【原文】

子曰、主忠信、無友不如己者、過則勿憚改、

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著者

野中 根太郎

早稲田大学卒。海外ビジネスに携わった後、翻訳や出版企画に関わる。著書に『超訳孫子の兵法』、『吉田松陰の名言100』、『武士道の名言100』、『真田幸村の凛とした生き方』(以上、アイバス出版)、『真田幸村 逆転の決断術』(誠文堂新光社)などがある。

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