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よみものどっとこむ

第126回

335話~337話

2017.01.26更新

読了時間

【 この連載は… 】 毎日数分で「東洋最大の教養書」を読破しよう! 『超訳 孫子の兵法』の野中根太郎氏による、新訳論語完全版。読みやすく現代人の実生活に根付いた超訳と、原文・読み下し文を対照させたオールインワン。

335 安楽を願うようでは士とは言えない


【現代語訳】

孔子先生は言われた。「いやしくも士という以上、安楽な家や地位を望むようでは、本物ではない」。


【読み下し文】

子(し)曰(いわ)く、士(し)にして居(きょ)を懐(おも)(※)えば、以(もっ)て士(し)と為(な)すに足(た)らず。


(※)懐……求めること。


【原文】

子曰、士而懷居、不足以爲士矣、


336 犬死はすべきではない


【現代語訳】

孔子先生は言われた。「国に正しい道が行われていれば、言うべきことを断固言い、やるべきことをやらなくてはいけない。もし、国に正しい道が行われていない時は、自分のやるべきことはやるが、言葉は控えめにして、余計な問題に巻き込まれないようにするべきである」。


【読み下し文】

子(し)曰(いわ)く、邦(くに)に道(みち)有(あ)らば、言(げん)を危(たか)くして行(おこな)いを危(たか)くす。邦(くに)に道(みち)無(な)ければ、行(おこな)いを危(たか)くして、言(げん)は孫(ゆず)(※)る。


(※)孫……「遜」と同じで、控えめにするの意。「したがう」と読む場合もある。


【原文】

子曰、邦有衜危言危行、邦無衜危行言孫、


337 徳のある人の言葉には、いいものがある


【現代語訳】

孔子先生は言われた。「徳のある人の言葉には必ずよい言葉がある。しかし、よい言葉を持っていても徳のある人とは言えない。仁者には必ず勇がある。しかし、勇があるからといって仁者とは限らない」。


【読み下し文】

子(し)曰(いわ)く、徳(とく)有(あ)る者(もの)は必(かなら)ず言(げん)有(あ)り。言(げん)有(あ)る者(もの)は必(かなら)ずしも徳(とく)有(あ)らず。仁者(じんしゃ)は必(かなら)ず勇(ゆう)有(あ)り。勇者(ゆうしゃ)は必(かなら)ずしも仁(じん)有(あ)らず。


【原文】

子曰、有德者必有言、有言者不必有德、仁者必有勈、勈者不必有仁、


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著者

野中 根太郎

早稲田大学卒。海外ビジネスに携わった後、翻訳や出版企画に関わる。著書に『超訳孫子の兵法』、『吉田松陰の名言100』、『武士道の名言100』、『真田幸村の凛とした生き方』(以上、アイバス出版)、『真田幸村 逆転の決断術』(誠文堂新光社)などがある。

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