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「平穏死」を受け入れるレッスン 自分はしてほしくないのに、なぜ親に延命治療をするのですか? 石飛幸三 一冊まるごと朗読

第0回

【一冊まるごと朗読】『「平穏死」を受け入れるレッスン』(石飛幸三著)

2018.08.29更新

読了時間

高齢化した日本社会における、老衰、余命、延命、そして看取り……。石飛幸三医師の最新著作『「平穏死」を受け入れるレッスン』の著者本人による朗読を、【一冊丸ごと】全文無料公開。滋味あふれる声を聞きながら、いのちの深淵に思いをはせてみてはいかがでしょうか?

『「平穏死」を受け入れるレッスン』 もくじ

はじめに
第1章 人には「安らかにいのちを閉じる力」がある
第2章 終末期医療、家族のジレンマはなぜ起きる?
第3章 日本人の医療依存を考える
第4章 いま必要なのは、「老い」と「死」を受け入れる姿勢
第5章 「その人らしさ」を尊重したケアで人生をハッピーエンドにする
第6章 「最善」の医療とは何か
第7章 試練は「人生で本当に大切なもの」に気づくためにある
終章 幸せな死を思い描いて、今日一日を楽しんで生きる
おわりに

朗読を一冊まるごと聞く

全文の朗読を再生する場合、以下のリンクからYouTubeをご覧ください。

はじめに

第1章 人には「安らかにいのちを閉じる力」がある

  • ■ 食べなくていい、飲まなくていい、眠って、眠って、さようなら
  • ■ そのとき苦痛はないのか
  • ■ 自然な最期こそ平穏な死
  • ■ 自然死が社会的に受け入れられる時代になった
  • ■ 人生最終章における医療の意味とは何か
  • ■ このような姿で生かされることを、誰が望んだのか
  • ■ 胃ろうにしたら、誤嚥性肺炎を起こさないのか
  • ■ その人に合った量に減らす
  • ■ 食べられなくなったら、自然のままに
  • ■ 仏さまのような穏やかで柔らかな表情

第2章 終末期医療、家族のジレンマはなぜ起きる?

  • ■ 高齢者介護の現場はいま
  • ■ それは家族の受難として始まる
  • ■ 年寄りの本音
  • ■ 渦巻く家族の情
  • ■ 人の生き方の問題は刑法でも裁けない
  • ■ 意見が割れた、心が揺れた
  • ■ 人生最後の時間をどう楽しく生きてもらうか

第3章 日本人の医療依存を考える

  • ■ 胃ろうは減ったけれど
  • ■ 胃ろうの代わりに起きていること
  • ■ 医療保険制度の功罪
  • ■ ヨーロッパの医療のあり方との違い
  • ■ 無駄の少ないドイツの合理主義
  • ■ 医療依存――日本人はなぜこんなに検査・検診が好きなのか
  • ■ 病気を見つけてどうするつもりだ?
  • ■ その医療にはどんな意味があるのか
  • ■ 老衰は治せない、老いも死も止められない

第4章 いま必要なのは、「老い」と「死」を受け入れる姿勢

  • ■ 死をタブー視し、嫌ってきた社会
  • ■ 死と向き合わないことは幸せだったか
  • ■ 父との約束を守れなかった悔恨
  • ■ 「いのちは大切なもの」と考えすぎるな
  • ■ 老いとは、安らかに逝くための自然からのギフトである
  • ■ 死を受け入れる覚悟

第5章 「その人らしさ」を尊重したケアで人生をハッピーエンドにする

  • ■ 高齢者に必要なのは、医療よりも質のよいケア
  • ■ 食いしん坊ジョウさんのハッピーエンド
  • ■ 胃ろう六年、願いが通じて奇跡が起きた
  • ■ その人にとっての幸せとは何か
  • ■ 老人医療にもっと緩和ケア的発想を

第6章 「最善」の医療とは何か

  • ■ 原爆の記憶
  • ■ 「いのちの重さ」を考える
  • ■ 医者の使命はいのちを救うこと
  • ■ 生命線をこの手に握る
  • ■ いのちは救えた、しかしあきらめてもらったことがある
  • ■ 手術のリスク
  • ■ 誰のための医療なのか、何のための医療なのか
  • ■ 死の淵に追い込まれた人に何ができたのか

第7章 「最善」の医療とは何か

  • ■ 絶望から立ち直ったピッチャー
  • ■ 青天の霹靂
  • ■ 苦節一〇年
  • ■ あの試練があるから、いまがある
  • ■ 悲嘆の底を抜けた先には希望がある
  • ■ どんな状況でも、人間としての尊厳と生きる希望があればいい

終章 幸せな死を思い描いて、今日一日を楽しんで生きる

  • ■ 憂い事は笑い飛ばすがよし!
  • ■ 人生一〇〇年時代、下り坂をどう降りるか
  • ■ 自分のためより、誰かのために――「忘己利他」のすすめ
  • ■ 別れを受け入れる

おわりに

【単行本好評発売中!】全国書店もしくはネット書店にてご購入ください。

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著者

石飛 幸三

特別養護老人ホーム・芦花ホーム常勤医。 1935年広島県生まれ。61年慶應義塾大学医学部卒業。同大学外科学教室に入局後、ドイツのフェルディナント・ザウアーブルッフ記念病院、東京都済生会中央病院にて血管外科医として勤務する一方、慶應義塾大学医学部兼任講師として血管外傷を講義。東京都済生会中央病院副院長を経て、2005年12月より現職。著書に『「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか?』(講談社)、『「平穏死」という選択』『こうして死ねたら悔いはない』(ともに幻冬舎ルネッサンス)、『家族と迎える「平穏死」 「看取り」で迷ったとき、大切にしたい6つのこと』(廣済堂出版)などがある。

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